2010/02/12

THE HISTORY

突然ですが私のコウバについて少し詳しく書かせて頂きます

私がヨーロッパをフラフラしている時、イタリアで立ち寄ったインターネットカフェで日本のページを検索していた際に、私の地元福岡でかなりハイレベルなブーツメーカーがある事を知りました
世界中に色々とブーツメーカー御座いますが、私も実際見て回った結果ココのブーツに一番惹かれました
ユニバーサルシューズ栗山というコウバなんですが歴史あるコウバで1年半前に亡くなられたこれまた貴重な職人の1人だった橋本ステッチャーの橋本さん(享年86歳)も若い頃は夜中、ユニバーサルシューズ栗山のウィンドウに飾られたブーツを見て勉強されていたそうです

日本帰国後真っ先にコウバに行ったのですが倒産していて整理中という状態でした
オーダー入っていた靴の残り数十足の底付けを手伝い、その後木型、機械、工具等を買い取らせて頂きブーツメーカーをスタートさせて頂きました

その後、栗山さんから譲り受けたアウトソールステッチャーの修理、調整の事で半世紀程の歴史がある橋本ステッチャーの橋本さんと御話しする様になり、数年後コウバの買い手を探しているという事で私の名前を挙げて頂き、博多に移転する事に・・・
そこにそれまで集めていた機械を運び込み今のコウバとなった訳ですが・・・

今回紹介するブーツはユニバーサルシューズ栗山に御客様がデザインを持ち込み製作依頼しその後のメンテナンス、修理を橋本ステッチャーの橋本さんが請け負っていたブーツになります

北斗の拳が好きだという御客様が北斗の拳2でケンシロウが履いていたブーツをデッサンし依頼されたモノらしいのですが




今私のコウバの採寸用紙は、イギリスの有名店のモノとこの栗山さんのモノをミックスし使用させて頂いており、工具、道具等は栗山さん、橋本さん、リーガルを製造していた工場のモノと私が外国で買い集めて来たモノを使用させて頂いております

私が目指してきた、橋本さんからよく聞かされたユニバーサルシューズ栗山の実物を今日偶然見る事が出来たのですが、やはり私が今まで見て来たイギリスのモノやイタリア、フランス、オーストリア、アメリカ、メキシコどれとも違う独特な雰囲気を持ったブーツでした

ホースマンジョーレザーズ